はじめに
こんにちは、ネアです!
今回はBlender2.8でテクスチャペイントをしたいと思います。
テクスチャペイントは3DのCGに直接ペインティングを行う機能で、感覚的にオブジェクトに色を塗ることができるので、非常に簡単です!
基本操作はこちらを参照ください。
準備
まずBlender起動して最初の立方体をxキーで削除します。
次にShift+Aでモンキーのスザンヌを追加します。

今回はこれに色を塗っていこうと思います。
ここで色を塗る前にUV展開をする必要があるので、
(スザンヌは展開されているのでする必要はありませんが、一応やります)
Tabキーで編集モードに入り、上のヘッダーからUV→スマートUV投影を選択します。

そうするとスマートUV展開の設定画面がでてきます。アイランドの余白がデフォルトで0.00になっていると思うので、ここを0.05程度にしておきます。
これによりUV展開した際に部位ごとの展開図が少し離れます。


テクスチャペイントを行う際に筆の減衰によって予期せぬところに色がぬられてしまう恐れがあるので、アイランドの余白を設定しましょう。
つぎにヘッダータブからTexture PaintをクリックしてTexture Paintに切り替えます。
切り替えれたらプロパティタブからベースカラーを選択します。

色はなんでもいいですが、全体の比率が多い茶色にしておきます。
このとき幅と高さのピクセル数を上げておくと細かいところの塗りが滑らかになります。
しかしレンダリングした際の負担が上がるので、スペックと要相談です。

ここまできたら後は塗るだけです。
テクスチャペイント
3Dビューポートのツールバーには
ドロー・・・普通のブラシ。プロパティで半径、強さ、減衰などを変更できる。
ぼかし・・・塗ったところをぼかせる。
にじみ・・・塗ったところをにじませれる。
クローン・・・塗ったものを転写できる。
フィル・・・塗りつぶし機能。マスクと併用する。
マスク・・・塗りたくない範囲を選択して、その範囲を選択できないようにする。
という6つの機能があります。
またプロパティ内の対象という項目からx軸、y軸、z軸それぞれの軸対象に塗る設定適応させることができます。
このスザンヌはx軸対象なので、x軸対象に塗る設定を適応させておくと左右対称に塗ることができます。
テクスチャペイントで作ったテクスチャは自動でShadingのワークスペースに画像テクスチャのノードとして接続されているので、テクスチャペイントが終わった後はそのままShadingの設定へうつることができます。
おわりに
今回はBlender2.8でのテクスチャペイントのやり方を紹介させていただきました。
テクスチャペイントは感覚的に塗ることができる反面、細かいところを綺麗に塗るのが難しかったり、
Blenderが画像編集に特化しているわけではないので、画像編集に欲しい機能がなかったりするので、
そういった際はUV展開図を出力して、画像編集ソフトで編集したのちに画像テクスチャを作成するのがおすすめです。
このテクスチャペインティングはそのテクスチャ作成する際にどの部分がどの部位で何色を塗りたいかなどを見やすくするために仮塗りするためにも使えます。
それではお疲れさまでした!

使用したBlenderのバージョン: v2.82a
OS: Windows 10
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